水ぼうそう(水痘)

水ぼうそう

水痘(すいとう)は水痘帯状疱疹ウイルスのはじめての感染でおこります。
集団生活する幼児、学童に多発しますが、まれに1才以下の乳児もかかることがあります。
また大人の水ぼうそうは重症化しやすいので注意が必要です。

症状

感染してから発症するまでにはおおよそ2~3週間の潜伏期があり、始めにおなか、背中に赤くて虫刺されのような発疹が現れます。

やがてその先端に水をもつ(水疱)ようになり、発疹は4~5日間増え続け四肢、顔、頭、口の中など全身にひろがります。

水ぼうそうの発疹は粘膜や被髪部(頭皮)にも出現するのが特徴です。
水疱は4~5日で乾燥し、かさぶたとなりその後10日ほどではがれて治っていきます。

一般的にはかゆみがあり、発疹と前後して37~38.5度くらいまでの熱が出ますが、無治療でも熱は下がることが多くあまり心配はいりません。

全治1~2週間位です。

なおすべての発疹がかさぶたになるまでは通園、通学はできません。

熱がある時、水疱が増えている間、入浴は控えましょう。

ふつうは発症から1週間くらい経過して水疱の大部分がかさぶたになれば水疱を破らないようにして入浴が可能です。

治療について

ウイルスの活性化を抑えるための抗ウイルス剤と発疹が細菌感染を起こしてあとになることのないよう抗生物質を処方します。

またかゆみの強いお子さんの場合にはかきこわして傷口が悪化しないよう抗ヒスタミン剤、かゆみ止めの塗り薬も処方します。


小児科でも皮膚科どちらでもかまいませんが、水ぼうそうはあとになるこが多いので、小児科よりも傷跡を残さないようにきめ細かく指導してくれる皮膚科への受診をおすすめします。

皮膚にできるあらゆる病気(リンゴ病、風疹、麻疹、手足口病、水いぼ)などは皮膚科医におまかせ下さい。

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